AI-OCR コラム

Column

AI-OCRだけでは効率化ができないの?

2020.08.06AI-OCR自動化

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こんにちは。ネットスマイルです。

前回のコラムで、「AI-OCRは手入力業務の軽減に利用できそう!」というような
イメージを持っていただけたかと思います。

しかし、正直なところを申し上げますと、
AI-OCRを導入するだけでは業務効率化につながらず、まだ不十分な状態なのです。
「え!それではAI-OCRは何のために導入するの!?」ということになると思いますので、
これからご説明します。


AI-OCRは、PDFなどの「画像データにある文字」を、
「テキストデータ」(CSVファイルなど)に落とし込むことができます。

普段、紙帳票を基幹システムへ手入力をする業務を考えてみますと、
まず、紙帳票に目を通して文字を頭で認識します。

次に手を使って、頭で認識した文字を基幹システムに入力しますよね?
この業務について、AI-OCRが行っている部分に置き換えると、
「目を通して文字を頭で認識する」部分だけなのです。

つまり、手を使って頭で認識した文字を「基幹システムに入力する」部分については、
AI-OCRの導入と同時に検討する必要があるのです。

人は紙帳票を見て、ここの金額や日付は、
基幹システムでの金額や日付に入力する該当部分にあたるのだ、
という認識作業を自然に行っています。

そこで大切なことは、この「人による認識作業」と同様の、
紙帳票の読み取り対象の各項目を、
基幹システムのどの箇所に入力をするのかの紐付けを行うことです。

基幹システム側に、
テキストデータを一括で登録できるように指定された取り込みフォーマットがある場合、
その取り込みフォーマット形式に従って、
AI-OCRで読取をしたテキストデータの各項目を並び替えたり、一部の列を追加・削除したり、
時には読取をした文字を指定した文字列に置き換えたりなどを行って加工します。

きちんと指定されたフォーマット通りに、読取りをしたデータが変換できて初めて、
基幹システムへ読取したデータを取り込むことができるようになり、
手入力業務効率化や自動化が一通り可能になるのです。


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