ウェビナー質問箱②「複数ページ帳票の出力データについて」
こんにちは。ネットスマイルです。
今回は、Webセミナー時に複数回ご質問いただいた内容についてご紹介をしたいと思います。
ご質問は、
「AIスキャンロボでは1帳票が複数ページセットとなっている場合、
複数ページをセットで出力できるのでしょうか。
また、セットで出力できる場合は、何を条件に1セットとして判断ができるのでしょうか」
というものでした。
そこで本コラムでは、AIスキャンロボでの読取とデータ出力についてご説明致します。
先程のご質問の回答ですが、AIスキャンロボは、
・1帳票が複数ページでセットになっている場合でも、
そのまま複数ページを1セットとして出力することができる
・テンプレートを取引先と紐付けて作成することで、
取引先ごとでセットとしてデータを出力をすることが可能
です。
どのようなことかをご説明しますと、
まずAIスキャンロボでは、あらかじめ帳票の読み取りたい箇所について、
マーカーをつける(指定をする)設定作業があり、これを「テンプレート設定」と呼んでおります。
テンプレート設定時には、帳票は1ページでも複数ページでも登録することが可能です。
例えば、A社とB社の帳票を読みたいと仮定します。
A社は請求書が3枚セットになっていて、
①1ページ目は会社名などの帳票の情報が入っていて途中から明細行が始まるフォーマット
②2ページ目は全て明細行のフォーマット
③3ページ目は頭から途中まで明細行があり最後に合計額などが記載されているフォーマット
であるとします。
そして、B社の請求書は、
①1ページの中で会社名~合計金額まで全て記載されているフォーマット
と想定します。
A社のように複数ページに帳票の特徴がまたがるパターンは、
その複数ページをまるごと1つのテンプレート(A社のテンプレート)として登録することが可能です。
B社については、1ページ分を1テンプレートとして登録をします。
AIスキャンロボは、帳票を自動で仕分ける機能がついているため、
登録済みのテンプレートの特徴と一致するものを自動で認識することができ、
かつ読み取りをしたテンプレートのまとまり毎にデータ出力することができます。
そのため、A社の帳票とB社の帳票をごちゃまぜに読取をした場合でも、
A社の帳票の特徴と一致している帳票については、自動でA社のテンプレートで読取をして、
データ出力をするときにもA社のテンプレートで読取をしたものとして、
すべてA社分のデータとしてまとめて出力ができます。
B社の帳票の特徴と一致している帳票は、自動でB社のテンプレートで読取をして、
データ出力をするときにもB社のデータとして出力ができます。
さらにA社の帳票の場合は、2枚目の明細行のものが10枚あったり、
20枚あったりする場合もあるかと思いますが、
2枚目のテンプレートの特徴と同じであるため、データ化に問題ありません!
様々なお取引先があり、取引先ごとにデータを出力したい場合、
AIスキャンロボの機能を使えば、取引先ごとにデータを出力することが可能になります。
※全てのAI-OCRでこのような機能があるわけではなく、当社AIスキャンロボの読み取り機能となりますので、ご注意ください
皆様のご検討の際のご参考になれば、幸甚です。
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